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東京オリンピック開会式の開会式でタップダンス・ジャズの演出はなぜ?音楽にボレロやイマジン?

2021年7月23日、東京オリンピックの開会式が行われました。

様々な演出がありましたが、なぜ?と疑問を持たれるものもあったようです。

一つの理由として

  • タップダンス
  • ジャズピアノ
  • ボレロ

など、日本発祥ではないものが多かったことが原因のようです。

今回はSNSなどの声を紹介していきます。

東京オリンピックの開会式でタップダンスが披露されたのはなぜ?

開会式では世界的タップダンサー・熊谷和徳さんによるタップダンスが披露されました。

 

ダンプダンスの発祥に関しては諸説あるようです。

Wikipediaでは「元来はアメリカ南部の黒人のダンス発祥である。」と書かれています。

いずれにしてもタップダンスは日本発祥ではないため、開会式で披露されたことに違和感を覚えた人が多かったようです。

開会式でタップダンスが披露された理由はまだ明らかになっていませんが、「北野武監督の『座頭市』を意識したのでは?」と言われています。

北野武監督の『座頭市』は2003年に制作された映画で、その映像がこちら。

国内外で評価された作品で、数々の賞を受賞しています。

 

「タップダンスの起源を考えれば、ある意味今の時期にやるにはピッタリ」という声もありました。

また、「日本の伝統文化と世界の文化を織り交ぜたのでは?」という意見も見られました。

東京オリンピックの開会式でジャズピアノが披露されたのはなぜ?

開会式では市川海老蔵さんの歌舞伎と、ジャズピアニスト・上原ひろみさんのピアノが合わさった演出がありました。

市川海老蔵さんは荒事の代表的演目「暫(しばらく)」の鎌倉権五郎に扮(ふん)して登場し、上原ひろみさんが演奏するジャズピアノに合わせて豪快な見得(みえ)を披露しました。

「いい組み合わせ」「いろんな文化を取り入れる日本らしくていい」という意見もありますが、歌舞伎とジャズピアノの組み合わせがミスマッチと感じる人も多かったようです。

ジャズの発祥も日本ではなく、アメリカ南部のルイジアナ州ニューオーリンズと言われています。

そのため、なぜ日本のオリンピックの開会式でジャズなのかと疑問を持つ人が多いようです。

タップダンス同様、日本の伝統芸能の歌舞伎とジャズを組み合わせた演出だったのかもしれません。

市川海老蔵さんは上原ひろみさんとの異色のコラボレーションについて、

「僕はオペラ歌手の方とか様々なコラボレーションをしているんで、比較的、抵抗がなかった。個人的にはすごく好きなピアノの演奏と音でしたから。全部、音を覚えちゃいましたよ。2回ぐらい聞いたら全部覚えられた。我々は三味線とか、長唄とか、義太夫とかだと覚えてるんで、全部わかる。でも、すごくわかりやすい音楽だったんで、覚えたら(きっかけが)どこだ、というのはわかっていました」
引用元:日テレNEWS24

と話しています。

東京オリンピックの開会式でボレロ・イマジンはなぜ?

開会式ではボレロが流れていましたが、「なぜ日本の曲ではなくボレロ?」と疑問に思う人が多かったようです。

ボレロはフランスの作曲家モーリス・ラヴェルが作った曲で、日本発祥ではありません。

ボレロが使われた理由は「ボレロは時間の調整がきくため」という説があるようです。

また、開会式直前に演出担当を解任された小林賢太郎さんの演出?という声もありました。

他にも開会式ではイギリスのロックバンド・QUEENの曲や、『イマジン』が使用されていました。

QUEENの「手をとりあって」が使われたのはなぜ?

開会式で使用されたQUEENの曲『手をとりあって』は、「親しみを抱いていた日本のために特別に作った曲」だそうです。

『手をとりあって』を作詞作曲したQUEENのギタリストであるブライアン・メイさんは、

「親しみを抱いていた日本のために特別に作った曲です。人類は分断の原因となるものをかたわらに置いて、団結しなければならない。『共通の敵を倒すために手をとりあおう』という、歌詞に込められたメッセージを今こそ伝えたい」
引用元:NHK

と2021年7月24日のNHKのインタビューで話しています。

「イマジン」が使われたのはなぜ?

開会式では5大陸を代表する歌手たちが、ドイツの作曲家ハンス・ジマー氏がアレンジしたバージョンの『イマジン』のパフォーマンスを行いました。

アジアを代表して杉並児童合唱団が会場のステージで歌を披露。

アフリカからアンジェリーク・キジョーさん、ヨーロッパからアレハンドロ・サンスさん、アメリカからジョン・レジェンド、そしてオセアニアからはキース・アーバンさんがそれぞれの大陸を代表して映像で出演しました。

アンジェリーク・キジョーさんは、グラミー賞に4度ノミネートされ、米紙ガーディアンに「世界でもっとも啓発的な女性Top100」の内の一人として取り上げられたシンガーソングライター。

アレハンドロ・サンスさんは、1997年と2000年に出したアルバムがスペイン語圏でトップセールスを記録しているシンガーソングライター。

ジョン・レジェンドさんはアメリカの国民的歌手で、映画『ラ・ラ・ランド』にも出演しています。

キース・アーバンさんは2006年にグラミー賞で男性カントリー・ボーカル・パフォーマンス賞を獲得した歌手で、妻は女優のニコール・キッドマンさんです。

開会式で『イマジン』が選ばれた理由は、

「国境、ナショナリズム、戦争、宗教、所有権などの分断的な支配メカニズムがなく、平和で調和のとれた、生命とそのすべての豊かさが共有される、幻想のない、今この瞬間を生きる平和な世界を創造することができる」
引用:デイリー

と説明されています。

『イマジン』は、1971年にザ・ビートルズのメンバーだったジョン・レノンさんが発表した楽曲で、今年で誕生50周年。

「平和を象徴する曲」として、過去のオリンピックでも演奏されています。

また、ジョン・レノンさんの妻は日本人のオノ・ヨーコさん。

そして、『イマジン』の歌詞はジョン・レノンさんとオノ・ヨーコさんとの共作なので、そのような理由から選ばれたのではないかとも言われています。

ただ、もっと日本ならではの文化や楽器、曲の演出も見たかったという声は多いようです。

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