東京オリンピックで柔道男子100キロ級で金メダルを獲得したウルフ・アロン選手。
男子100キロ級の金メダルは、柔道男子の日本代表監督を務めた井上康生さんが2000年シドニー五輪で制して以来です。
さらに、全日本選手権・世界選手権・五輪の三冠を達成しており、柔道男子史上8人目の記録となります。
今回はウルフ・アロンさんの
- 本名やハーフであること
- 両親(父・母)のこと
- 名前の由来
- 家族とのエピソード
- 兄弟のこと
などについて紹介していきます。
目次
ウルフ・アロンの両親(父・母)は?
引用元:日刊スポーツ
ウルフ・アロンさんは1996年2月25日生まれの25歳。
「ウルフ・アロン」は本名で、ミドルネームはフィリップ。
出身は東京都葛飾区新小岩。
現在は、社会人実業団の強豪である『了徳寺大学(りょうとくじだいがく)』に職員として所属しています。
ウルフ・アロンさんはアメリカ人の父と、日本人の母を持つハーフです。
こちらの画像の右の男性がウルフ・アロンさんの父親、左の女性が母親のようです。
平成31年全日本柔道選手権大会
アロンのご両親と優勝記念撮影。令和元年の世界柔道選手権大会、8月もここ日本武道館でご両親と優勝記念の写真を撮りたい。 pic.twitter.com/Abs9fqevaZ— 竹内徹 (@takesen4) April 30, 2019
ウルフ・アロンさんの父はウルフ・ジェームスさんという方。

ドイツ系のアメリカ人で、フランスやアイルランドの血も入っているそうです。
父はドイツ系の米国人で、フランスやアイルランドの血も入る。
引用元:朝日新聞
ウルフ・ジェームスさんはアメリカのオハイオ州出身で、51歳。
2014年4月から駒沢大学で英語講師をされています。
母親は美香子さんという方。

東京出身の専業主婦で51歳です。
こちらの画像は、ウルフ・アロンさんが5歳の時に撮った家族写真です。
引用元:スポーツ報知
前列中央の男の子がウルフ・アロンさんで、七五三を家族で祝っています。
ウルフ・アロンさんには兄弟がおり、兄が1人、弟が1人の3人兄弟です。
写真では体格的に見て、左の子が兄、右の子が弟だと思われます。
ウルフ・アロンの名前の由来
「ウルフ・アロン」という名前について、「wolf alone」と読めることからSNSなどでは「一匹狼という意味?」と言われています。
しかし、名前の由来に関してウルフ・アロンさんは「父が付けたので外国の名前だが、理由はよく分からない」と語っています。
ウルフ・アロン選手は、米国出身の父ジェームスさん(51)と日本人の母美香子さん(51)の間に生まれ、名前の由来に関しては「父が付けたので外国の名前だが、理由はよく分からない」とウルフ・アロン選手自身が語っている。ミドルネームはフィリップ。
引用元:デイリー
ウルフ・アロンさんの名前を英語で書くと、「Aaron Phillip Wolf」となるようです。
ウルフ・アロンさんのInstagramやYouTubeのアカウント名も、「aaron wolf」という綴りになっています。
小さいころはカタカナの名前をからかわれたこともあったそうですが、ウルフ・アロンさん本人は意に介しなかったそうです。
名前について「特別な感じがして自慢だった。すぐに覚えてもらえるのも良い」と話しています。
小さい時はカタカナの名前をからかわれたこともあったが、本人は意に介しなかった。
「特別な感じがして自慢だった。すぐに覚えてもらえるのも良い」
引用元:読売新聞
また、「競技人生でハーフであることで苦労したことはあるか」と聞かれた時には、「ハーフだからといってあんまり苦労したことって実際そこまでなくて」と答えています。
「日本人のような柔道もできますし、外国人のような背中を持った柔道もできる」とプラスに捉える部分も多く、ポジティブな考え方を普段から持っていたので、あまり苦労というふうに思ったことはなかったそうです。
最近はハーフのアスリートが増えてきているので、「日本の多様性というのがもっともっと広まっていったらいいかなというふうに思います」と話していました。
「そうですね。ハーフだからといってあんまり苦労したことって実際そこまでなくて、柔道をやっていく上でも僕自身日本人のような柔道もできますし、外国人のような背中を持った柔道もできるということで、プラスに捉えたりする部分も多かったので、ポジティブな考え方を普段から持っていたので、そこであんまりそういうふうに思ったことはなかったですね。また、最近は本当にハーフのアスリートが増えてきているので、これからまた日本人だけどハーフのアスリートというのが増えてきて、日本の多様性というのがもっともっと広まっていったらいいかなというふうに思います」
引用元:中日スポーツ
国籍選択で悩んだ事もあったそうですが、「日本代表として高みを目指す」と決意し、日本国籍を選んでいます。
ウルフ・アロンは「英語は話せない」が父の英語はわかる
ウルフ・アロンさんの家庭では、父のウルフ・ジェームスさんが英語で話しかけ、ウルフ・アロンさんたちが日本語で返答することが多いと話しています。
母の美香子さんは英語を話せるので、ジェームスさんと2人だけの時は英語で会話していたそうです。
ウルフ・アロンさん自身は、アメリカに住んだことは一度もなく英語も話せないと言っています。
英検は3級だとか。
学生時代、勉強を頑張っていた時期に英語も覚えたそうですが、「すでに貯金がなくなりました」と話しています。
家族以外の人が話す英語はまるっきりわからないそうですが、父ジェームスさんが話す英語だけは、なんとなくニュアンスでわかるそうです。
父が英語で話しかけてきて、僕らが日本語で返答するってことが多いですね。母は英語を話せるので、二人だけの時は英語で会話していたみたい!父は日本語あんまり上手じゃないんですよ(笑)僕自身は、アメリカに住んだことは一度もありませんし英語も話せないです。学生時代、一時期勉強を頑張っていた時期に覚えた英語も、すでに貯金がなくなりました……。でも、父親が話す英語だけは、なんとなくニュアンスでわかるかな。不思議と、家族以外の人が話す英語はまるっきり分からないんです。
引用元:4MEEE
家族の仲の良さが伝わってきます。
ウルフ・アロンが柔道を始めたきっかけ
ウルフ・アロンさんは幼稚園でお弁当を2個食べるなど、小さい頃から同年代の友達と比べて体が大きかったそうです。
そのため、母方の祖父(美香子さんの父親)から勧められ、6歳の時に講道館の春日柔道クラブに入門しました。
その頃は柔道があまり好きではなく、練習にも打ち込めなかったそうです。
最初の練習の時、指導者の向井幹博さんに「面白かったか」と聞かれ、実際は面白くなかったのに気を使って「面白い」と言ってしまったため、柔道を続けることになってしまったとか。
稽古熱心ではなかったため、小学校卒業時の体重は86キロに達していたそうで、「完全に肥満。私の黒歴史です」と話しています。
母方の祖父に勧められ、6歳で始めた柔道。稽古熱心ではなく、小学校卒業時の体重は86キロに達した。「完全に肥満。私の黒歴史です」と苦笑する。
引用元:読売新聞
しかし、母の美香子さんに励まされたことをきっかけに柔道に正面から向いあうようになったそうです。
ウルフ・アロンさんは自身の体型は太っている父親に似ていてると話しています。
お兄さんと弟さんは母親に似ているんだとか。
遺伝子検査を体験した際、“満腹を感じにくい体質”という結果だったそうで、「柔道やっていなかったら、消費する場がないから、多分150kgオーバーとかになっちゃうんじゃないかな」と話していました。
兄弟は母親の体型に似ていて、僕は太っている父親の体型に似ているんです。僕、よく食べる分とても太る体質で。遺伝子検査を体験したときも、“満腹を感じにくい体質”って結果でした(笑)だから、柔道やっていなかったら、消費する場がないから、多分150kgオーバーとかになっちゃうんじゃないかな。
引用元:4MEEE
教育熱心な両親
ご両親は教育熱心だったようで、ウルフ・アロンさんは柔道だけではなく勉強もしっかりするようにしつけられました。
小学校くらいまでは特に厳しかったそうです。
夏休みには「学校の宿題+母が買ってきたドリル」をたくさん解かないと遊びに行けなかったと話しています。
書きこむと一回しか使えないからと、わざわざドリルも印刷していたそうです。
しかし、バレないようにドリルを盗んで答えをカンニングしていたと話しています。
ゲームも一切禁止、携帯電話をもたせてもらえたのも高校1年からと話しています。
夏休みなんて、学校の宿題+母が買ってきたドリルをたくさん解かなきゃならなくて。書きこんじゃうと一回しか使えないからって、わざわざドリルを印刷してました。でも、バレないようにドリルの本体を盗んで、後ろに書いてある答えをカンニングしてたんです(笑)だって、せっかねくの夏休みなのにドリルやらなきゃ遊びに行けないんですもん。ゲームも一切禁止だったし、携帯電話を持たせてもらえたのも高校1年生から。結構教育熱心な環境だったと思います。
大変だったようですがその甲斐もあって、小学校時代は成績は学年トップクラスだったそうです。
ウルフ・アロンの兄弟もイケメン!
引用元:Instagram
ウルフ・アロンさんには兄弟がおり、兄が1人、弟が1人の3兄弟です。
ウルフ・アロンの兄
兄はウルフ・アイザックさんという方で、現在27歳。
こちらの右の男性が兄のウルフ・アイザックさんのようです。
田村ケビンとウルフアイザック! pic.twitter.com/IytiU7fs3D
— やすだりょう (@BxJss) August 21, 2013
この写真を投稿をした方は立教大学生のようで、ウルフ・アイザックさんとは同級生のようです。

ウルフ・アイザックさんは立教大学異文化コミュニケーション学部卒だと言われています。
また、大阪の軟式野球チーム『a-yan’s』に所属しています。
ポジションは内野手、役職は助っ人外国人となっており、PRには「不動の4番打者」と書かれています。
しかし、2018年以降の試合成績が更新されていないため、現在も所属しているかは不明です。
ウルフ・アイザックさんは一般人のため、職業は判明していません。
ウルフ・アロンの家族は「犬好きな一家」だそうですが、兄のウルフ・アイザックさんが犬アレルギーだったので、犬が飼えなかったと話していました。
しかし、2019年ごろ「実家でも犬を飼い始めた」とウルフ・アロンが話していたので、父のウルフ・ジェームスさんたちは犬を飼い始めたようです。
ウルフ・アロンの弟
ウルフ・アロンさんの弟はウルフ・シェインさんという方で、3歳年下の22歳。
2021年現在、早稲田大学文学部の4年生のようです。
河合塾でアルバイトもしているようです。
大学1年生の時には、河合塾のホームページに登場しています。
出典元:河合塾
ウルフ・シェインさんは「旅行が好き」と話しています。
こちらはウルフ・シェインのものと思われるTwitterアカウントで、旅行先の風景を投稿しています。
💂♀️We are in London💂 pic.twitter.com/cIxGp45A94
— うるふ しぇいん (@seff0625) August 24, 2017
こちらは河合塾のメンバーとの写真で、右側の黒いシャツの男性がウルフ・シェインさんのようです。
河合塾金曜日最高ー! pic.twitter.com/3IBRMDYM1M
— うるふ しぇいん (@seff0625) July 7, 2017
ウルフ・シェインさんも一般人のため、就職先などは明らかになっていません。
ウルフ・アロンの兄弟は仲が良い
ウルフ・アロンさんは兄弟仲も良いようです。
兄弟3人とも成人したので、コロナ禍になる前の2019年ごろは一緒にお酒を飲みに行ったり、出かけたりしていたと話しています。
弟のウルフ・シェインさんからは、「ご飯連れてって」といLINEがよく送られてきていたそうです。
